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第1回会員ミーティング(インターネットライブ配信)を開催しました | 日本ユマニチュード学会|人間らしさを尊重したケアを共に社会へ

第1回会員ミーティング(インターネットライブ配信)を開催しました

日本ユマニチュード学会第一回会員ミーティングが3月15日、行われました。新型コロナウイルスの拡散リスクを避けるためインターネットを通じたオンライン配信による開催となりましたが、北海道から沖縄まで多くの会員の皆様にご参加頂きました。ミーティングの様子を報告します。

今回のミーティングのテーマは「よいケアとは何か」。ユマニチュード考案者のイヴ・ジネスト先生、ご家族の介護をされている福岡市の片倉美佐子さんをゲストに迎え、会員の皆様にもチャットにてリアルタイムで質問を寄せていただきながら本田美和子学会代表理事と共にそれぞれの立場で「よいケア」について語り合いました。

まずジネスト先生が、現場での実践を積み重ねながらユマニチュードを作り上げて来た40年の歩みを語り、「ユマニチュードは哲学がとても重要。哲学とは何を大切にするのかという価値観のことで、(ユマニチュードでは)自律、自由であること、加えて優しさが大切です。相手を大事に思う気持ちと実際に行うケアを繋ぐのがユマニチュードなのです」と話しました。

認知症の母親の介護をしている片倉さんは、地元の福岡市が開いた市民向け講座でユマニチュードと出会いました。現在は家庭での介護の様子を撮影し、その映像を元にユマニチュード認定インストラクターが指導を行う実証実験にも参加しています。「 (ユマニチュードを学んで)母と会話を増やすことから始めましたが、〝触れる〟ことがなかなか出来ずにいました」(参照:ユマニチュード「4つの柱」)と家族ならではの気恥ずかしさから、ユマニチュードを実践することに難しさを感じたことを明かしました。そうしたとき、講座でジネスト先生に挨拶のハグをされ「ふわーっと体も心もリラックスできたんです。優しく触れられるとこうなるのかと分かり、それ以来、母を優しく抱きしめたり、手を取ったりすることが出来るように」なったそうです。

「ユマニチュードは視線を正面から合わせたりしてオーバーだなと思うのですが、認知症の母にはオーバーなくらいで良いのだと分かって来ました。今は私がニコッと笑うと母も笑ってくれます。母との良い時間を過ごせていると思います」と片倉さん。そうした片倉さんのケアをジネスト先生は「人を笑顔にする薬はありません。認知症を治す薬もありません。でもケアをする人や家族が薬となることはあるのです」と褒め称えました。

会員の皆様からは多くの質問やご意見が寄せられましたが、それぞれの職場でユマニチュードを広めることの難しさを訴えるメッセーシが目立ちました。本田代表理事は「ユマニチュードの導入は1人ではなかなか難しいことが多いかと思いますが、そうした方々の仲間づくりのためにも学会を設立しました」と回答。「ユマニチュードの実践者を増やすだけではなく、施設のシステム自体を変える、運営している方々も巻き込めるような方法を考えていきたい」と語り、今後も会員ミーティングを開催し交流を深めることを約して終了しました。

※ミーティングの模様は会員限定で映像にて配信中です。是非ご覧ください。

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