第1回日本ユマニチュード学会総会開催(東京)のお知らせ

2019年10月20日正午より「日本ユマニチュード学会」設立総会が東京都千代田区の一橋講堂にて開かれます。ユマニチュード考案者のイヴ・ジネスト氏、自治体としてユマニチュードの理念とケア技法を取り入れている福岡市の荒瀬泰子副市長による講演が行われるほか、病院、介護施設での実践事例も紹介されます。

第1回日本ユマニチュード学会抄録集

抄録集をこちらからご覧いただけます。
第1回日本ユマニチュード学会抄録集(PDF)』

開催概要

日時:2019年10月20日(日)11:00~16:30
場所:東京都千代田区一ツ橋 2-1-2
   一橋大学学術総合センター内 一橋講堂(最寄駅・地下鉄神保町駅・竹橋駅)
   ●アクセス方法はこちら
参加費:無料 ※要事前登録

※10月16日に定員に達したため、お申込み受付を終了いたしました。たくさんのお申込み、誠にありがとうございました。

ポスターセッションでの発表をご希望の皆様へ

ユマニチュードに関する研究発表セッションです。他学会ですでに発表になったものもアンコール発表として歓迎いたします。ユマニチュードに関する研究成果をどうぞご紹介ください。
申し込みは終了いたしました。

プログラム

※講演タイトルなどは変更となる場合がありますことご了承ください。

11:00 ~ 開場・ポスターセッション

富山県立大学 「看護系大学におけるユマニチュードを用いたケア技術教育の実際」
沖縄県立八重山病院 内科 「認知症高齢者の栄養へのユマニチュードの理念によるアプローチの有用性」
株式会社エクサウィザーズ 「HOCORECO:歩行×AIによる適切な介入手法の提案」
聖マリア病院(福岡県) 「ICUにおけるせん妄と身体抑制への多面的包括ケア方法論の訓練効果」
一般社団法人郡山医師会
郡山市医療介護病院
「寝たきり状態にある患者への立位・歩行支援による自立排尿への効果」
他多数エントリー予定

11:50 ~ 開会挨拶

開会挨拶 公益財団法人生存科学研究所理事長 青木清

12:00 ~ 生存科学研究所共催・市民公開講座「ユマニチュード認証 夢を現実へ」

(同時通訳有)

12:00 ~ 12:30 ユマニチュード考案者イヴ・ジネスト講演
「ユマニチュード認証制度」
12:30 ~ 13:30 フランス/ユマニチュード認証施設
Jean Charles Dupuis:Odyssenior ゼネラル・マネージャー 
Edouard Laubies:Odyssenior CEO
「Le label Humanitude, du rêve à la réalité ユマニチュード認証 夢を現実へ」
13:30 ~ 14:00 まとめ イヴ・ジネスト 本田美和子

13:45 ~ 14:00 休憩

 

14:00 ~ 「一般社団法人 日本ユマニチュード学会 設立記念第1回総会」

14:00 ~ 14:10 代表理事挨拶:本田美和子
14:10 ~ 15:00 基調講演 福岡市副市長 荒瀬泰子
「ユマニチュードとの出会いから始まった
  『福岡市認知症フレンドリーシテイ・プロジェクト』」
詳細
15:00 ~ 16:00 口頭発表

福岡県・原土井病院 安武澄夫「市民と拡がるユマニチュード」
東京都・調布東山病院 安藤夏子「急性期病院におけるユマニチュードの意義」
福岡県・聖マリア病院 杉本智波「急性期病院にユマニチュードを導入する効果とその戦略」
愛媛県・十全ユリノキ病院 尾崎圭紀「精神科病院におけるユマニチュードの取り組み」
広島県・社会福祉法人三篠会 老人保健施設ひうな荘 森山由香「ユマニチュードの施設導入への取り組み」

16:00 ~ 16:30 学会の取り組み案内:本田美和子代表理事

16:30 ~ 終了

<基調講演> 福岡市副市長 荒瀬泰子

「ユマニチュードとの出会いから始まった
  『福岡市認知症フレンドリーシテイ・プロジェクト』」

 我が国の平均寿命は世界のトップレベルで伸びており、人生100年時代の到来もすぐそこである。しかし、介護を必要としない健康寿命の伸びは平均寿命の伸びに追いついていない。それどころか平均寿命と健康寿命に大きな差がある。福岡市では人生100年時代を見据え、誰もが心身ともに健康で自分らしく生きていける持続可能な健寿社会の実現を目指し、2017年(H29年)7月に高島福岡市長をトップに産・官・学・民のオール福岡で取り組んでいく「福岡100」をスタートさせた。2025年までに100のアクションを実践する。この「福岡100」のリーディングプロジェクトの一つが、2018年(H30年)2月に宣言した「認知症フレンドリーシテイ・プロジェクト」である。それはユマニチュードとの出会いから始まった。2016年のユマニチュードの病院・介護施設向けに行った実証実験、家族介護者向けに行った実証実験で「やさしさを伝えるコミュニケーション・ケア技法」にすっかり虜になり、ユマニチュードを全ての市民に普及させ、全ての市民がケアに参加する認知症にやさしいまちづくりを目指すことにした。現在は、ステップ1(ユマニチュードを知る)地域の公民館、児童生徒、ステップ2(ユマニチュードを体験する)学びたい人向けの市民講座、市職員向け講座、ステップ3(ユマニチュードを実践する)専門職、家族・介護者、救急隊向け講座を実施している。2025年までに全地域(全校区、全学校)で展開予定である。ユマニチュードを中核に壮大なまちづくりが進んでいる。

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