認証パイロット施設オンライン交流会 開催報告

2022年11月11日(金)14:00-15:30に認証パイロット施設オンライン交流会を開催しました!認証パイロット施設20施設中、急きょやむを得ず8施設が参加できませんでしたが、12施設・約30名の方にご参加いただきました。評価基準の説明とグループワークの2部構成でした。

評価基準の説明では、まずユマニチュード認証で用いる評価基準の考え方などについて森山認証制度本部長から説明がありました。そのうえで事前にパイロット施設の皆さまからいただいた評価基準に関する質問や訪問調査に関するよくある質問に関して説明を行いました。例えば、評価基準の基準はポジティブに受け取っていただき、何を問うているかユマニチュードの哲学や価値観にかえって考え取り組んでいただきたい、評価基準を一つ一つを個別にみていくというよりも全体で何を目指しているか・実現したいかが大事である、など基本的な取り組みの考え方を伝えました。また、職種や部門にかかわらず職員がお互い尊重し認め合うことが大事であり、具体的な認証の評価基準を通して実現していっていただきたいという話がありました。

個別の質問への回答については近日中にFAQとしてHPへアップする予定です。

グループワークでは、4つのグループにわかれ、2つのテーマ①認証に取組む前後でどういう風に変化があったか・職員の変化があったきっかけ、②認証の取組の工夫(研修やミーティングなどの時間確保や実施の方法、職員の意識を合わせる等)について意見交換しました。

テーマ①については「入居者への接し方、声かけの仕方が変わっていった」「最初はとまどいがあったけれどケアの技術を学び実践していくなかで、入居者といい関係を気づけていることに職員自身がその変化に気づいた」「職員が習熟度チェックを受けるなかで理解を深めていき変化していった」など様々な変化やきっかけについてお話しいただきました。

また、テーマ②については、朝礼での生活労働憲章の読みあわせや5原則・生活労働憲章を自分事化するワークショップの開催、「職員の目に入りやすい場所としてタイムカードの場所にユマニチュードの今週の目標のポスターを貼った」「まずはユマニチュードの考え方ををしっかり理解することが重要なため、5原則や生活労働憲章の資料をつくって共有している」など、具体的な取組みについて共有していただきました。

その他にも、皆さまの様々な取り組みについてお話を伺うことができました。

最後に、各グループから発表していただき、森山本部長と本田代表理事からまとめと挨拶がありました。

どのパイロット施設も、よい人生・よい生活・よいケアを目指して、日々しっかりと取り組まれているのが伝わってまいりました。素晴らしい取り組みのお話を伺うことができて大変心強く、事務局一同、元気をいただきました。ぜひこの感動を施設・病院でユマニチュード認証に取り組んでいる皆さまにもお伝えいただきたいと感じました。今回残念ながら参加できなかったパイロット施設の皆さまも、同じように素晴らしい取り組みをされていると確信しています。

引き続き、日本ユマニチュード学会・認証制度本部は『よいケアの場』の実現に取り組むパイロット施設・準備会員の皆さまを応援してまいります。

今後、皆さまの中からユマニチュード認証施設が誕生するのを心から楽しみにしています!

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