【福岡市】市民向け講座ユマニチュード講座を開催しました
2022年12月3日(土)14時~16時、市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)1階ホールで、福岡市が主催する市民向けユマニチュード講座「初めて知るユマニチュード」が開催されました。
福岡市に在住もしくは通勤・通学されている方を対象とした講座で、約130名が参加されました。
最初に、福岡市福祉局高齢社会部 認知症支援課の笠井課長がご挨拶で「福岡市は認知症フレンドリーシティプロジェクトを立ち上げて、様々な取り組みを行っています。その一つがユマニチュードの講座。2016年、2017年の2回、ユマニチュードの効果の実証をおこなった。その結果として、ケアを受ける人の拒否や暴力的な行動が改善される効果が確認できたことに加え、ケアをする側の人にも、精神的負担感が軽減されるなどの効果がもたらされることが確認できた。そこで2018年から本格的にユマニチュードの普及活動を続けている。福岡市が目指す社会は、認知症と共に、住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らし続ける街。認知症のご本人や介護する方々が自分らしく暮らし続けられることを目指している。ユマニチュードをご家族や、お知り合いにも伝えていただいて、ユマニチュードの輪が広がることを祈念しています」と話しました。
講師は、ユマニチュード認定チーフインストラクターの安武澄夫さん。安武さんはご自身のお母さんと高齢の祖父とのやり取りなど、実際の体験談を交えながら、「認知症と共に生きる」「記憶のメカニズム」「ケアする人とは何か?」そして、「ユマニチュードの哲学や技術」について話しました。
同じくユマニチュード認定チーフインストラクターの杉本智波さんも登壇し、安武さんと一緒にユマニチュードの「見る」のデモンストレーションを行いました。
最後にユマニチュード学会の永井事務局長から、学会の紹介や無料で行っているユマニチュードキャラバンの案内がありました。講座終了後、参加者から講師や、学会のスタッフにユマニチュードの技法や、学会の活動についての質問が寄せられ、よい交流の場となりました。
福岡市 笠井課長 / 講師:安武さん(左)、杉本さん(右)