日本ユマニチュード学会の学術会報誌「ユマニチュードの絆」第0号準備号を掲載しました。
ぜひご覧ください。

日本ユマニチュード学会より講師をお招きしワークショップと講演会を開催しました。

ワークショップでは、ユマニチュード推進プロジェクトメンバーが集まり「接遇」をテーマに話し合いをしました。

始めに日常的な生活場面においての関わり方で気になっている事やどのように関われば良いか悩んでいることについて意見を出し合い、その課題についての解決策を考え、明日よりできる事を挙げ、取り組む事としました。

講演会では、ワークショップの結果を踏まえて講師からユマニチュードの実践とその効果や技法について実際の動画を元に解説を頂きました。

今回学んだことをプロジェクトメンバー以外にも伝えていき、施設全体で実践できるように取り組みをしていきたいと思います。

 

 

ユマニチュード学会より講師をお招きしワークショップと講演会を開催しました。

ワークショップでは、「接遇」をテーマにプロジェクトメンバーにて話し合いをしました。

日常生活の他、食事、排泄、入浴等、実際の介護場面での接遇について気になる点を挙げ、明日より実践できることについての取り組みを考えました。。

講演会では、ワークショップの結果を踏まえて、ユマニチュード実践による効果について実際の動画を元にお話しを頂きました。

今回学んだことを、一つ一つ現場で実践し、ユマニチュードを浸透させていきたいと思います。

 

6月~7月にかけてワークショップを開催しました。

改めてスタッフ一人一人の考え方を聞く良い機会となりました。セクションが違うと視点の違いがでてきたり、セクションを超えて意見交換が出来たと思います。

講師の方を交えてのワークショップでは、外部講師のお話しを伺えて初心に戻ったように真剣な眼差しでお話を聞いていました。

定期的に外部の方の刺激を受けることも大切だと感じました。

 

ユマニチュードキャラバン2023 好評開催中!

認定インストラクターとの無料講習会に参加された方からの喜びの声を取材しました。第2回は、2022年10月に受講された『アトリエ・ハコ』のデュプイ エリック・絵里子さまご夫妻です。

ユマニチュードを通じた優しさが伝わるケアの広がりを身近なところから地域社会へ

エリックさんは東京都杉並区で、地域に拓かれた交流と発信の場であり、フランス語学校を併設したレンタルスペース『アトリエ・ハコ』を運営されています。
そもそもなぜお二人はユマニチュードに関心を持たれたのでしょうか。

絵里子さん 考えてみると3つの出来事がきっかけになっているように思います。まず『ケア』について考えるきっかけを与えてくれたのは、2020年に亡くなった義母と、最後に過ごした時間だったと思います。亡くなる3ヶ月前に約1ヶ月ほど一緒に暮らしました。認知症ではなくても、視力、聴力の衰えから認知機能が落ち、日々できることが少しずつ限られていく中で、何をしたら彼女が心地よく感じてくれるか、笑顔を見せてくれるかを考えた時間でした。ただ、その時はユマニチュードの存在は知らず、今思うと、もっと彼女を楽にしてあげられる方法がたくさんあったのでは、と悔いが残ります。

2つ目は、実母が外科手術を受けた際に、家族としてサインを求められた身体拘束への同意書です。実際には拘束が行われるような状況にはなりませんでしたが、これが私達の唯一の選択肢なのか?とショックを受けました。

3つ目は、20年来のフランス語の生徒さんが、今年の初め認知症と診断されたことです。症状は日々顕著になり、混乱されているご本人にどう接したら良いのか。自分達には知識がないことを実感しました。

ご家族の介護や認知症を身近に感じる機会によって、ユマニチュードへ関心を寄せてくださったデュプイさんご夫婦。対象は「認知症」だけではなかったと言います。

絵里子さん 『認知症の方とのコミュニケーションの技法』ということはもちろんですが、それだけではなく、ユマニチュードの哲学が広く浸透し、人としての尊厳を保ちながら最後の日を迎えられる社会が、少し先の未来にあったら良いな、と思います。そのために自分達は何ができるかな?と。そこで、今回のキャラバンは“最初の一歩!“という思いで開催させていただきました。

実際に地域の方を集めたキャラバンを開催し、動画で事例を見ることで再度理解が深まり、参加者との繋がりもできたそうです。キャラバンが終わった後、会場に残って少し話し合いをしたり、その後でアトリエに来てくださる方もいる。今まさに介護中の人もいれば、知識として知りたい人もいて、話し合うことでお互いヒントを得られたと実感されているそうです。

エリックさん ユマニチュードの良いところは、できることを奪わずに「何ができるか?」を考えそれをサポートしていくところだと思います。Try & Errorですよね。

参加者の皆様から寄せらせた感想

― 初めて学ぶ人でも分かり易かった。交流会では、皆それぞれ不安があり、自分だけではない、ということが共有できてよかった。

― 母の介護をしていて「こうするべき」とか「残された時間は限られている」と思っても、肉親だからこそ難しいと感じる時があります。そこにもし『技術』があるのなら知りたいと思いますし、今回拝見した事例からも多くの学びがありましたので、より多くの事例を知りたいと思いました。

取材を終えて

エリックさんはキャラバンの後、88歳のフランス語の生徒さんが入院された際に、感情記憶にふれる関わりをすることで、フランス語の歌の最後の一言を聞くことが出来たのだそうです。
また、絵里子さんのお母さまは現在88歳。お元気で介護は不要なものの、手を出したくなる場面もあるそうで、そんな中でも『できることを奪わない』ことを心がけているのだとか。急いでいるときなどは特に『言うは易し、行うは難し』の状況の中、ちょっとだけ立ち止まって、「それは必要?」と自分に問う機会ができたことは大きな一歩。これからも地域に「優しさが伝わり合う」関係を広げていただけたらと思います

専門職向けオンライン講座のお知らせ

福岡市にお住まいの方、お勤めの方で、初めてユマニチュードを学ぶ看護・介護の専門職の方を対象に、下記の講座が開催されます!

ユマニチュードの哲学と、それに基づくケア技法が学べる専門職が対象のオンライン講座です。「人とは何か」「ケアする人とは何か」を双方向にやり取りをしながらお伝えしていきます。

開催概要

日程 AかBの開催日程から選んでご参加ください。
[A]令和5年10月13日(金)10:00~17:00
[B]令和5年10月15日(日)10:00~17:00
※A・Bとも同じ内容です
会場 Zoomによるオンライン講座
対象 福岡市にお住まいの方、お勤めの方で、初めてユマニチュードを学ぶ看護・介護の専門職の方

※上記以外の方のお申込については、fukuoka@jhuma.orgまでメールにてご連絡ください。申込締め切り後に空きがあれば受け付けます。

講座内容 ユマニチュードの哲学と、それに基づくケア技法が学べる専門職が対象のオンライン講座です。「人とは何か」「ケアする人とは何か」を双方向にやり取りをしながらお伝えしていきます。
参加費

団体申込

 5,500円(税込)/人

個人申込

 11,000円(税込)/人

※通常価格は22,000円、差額は福岡市が助成。
キャンセル・変更 オンライン講座につきましては、お支払い完了後のキャンセル、変更は承れませんのでご注意ください。 
申込方法 申込期間:2023年8月15日(火)~10月2日(月)

※受付期間は終了しました。

参加枠

団体申込(1施設3名以上)

同一団体から3名以上の専門職でお申込いただく場合
※申込み時に参加者全員のお名前をご登録頂きます
※参加費用のお支払いは、代表者の方にまとめて行って頂きます
★団体申込時の特典
参加負担金の助成を増額
受講施設に受講ステッカーを配布
受講施設をホームページで紹介します

個人申込

上記以外で、個人でお申込の方
定員 各回30名 先着順(定員になり次第 締め切り)
申込結果 2023年8月15日(火)以降、先着順で受け付け、個別にご連絡いたします。
定員になり次第締め切りとなります。
お問合せ 一般社団法人日本ユマニチュード学会 福岡講座窓口
(電話)03−6555−2357(申し込み期間の平日10〜15時)
(メール)fukuoka@jhuma.org
主催
福岡市は、認知症になっても、住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らせるまち「認知症フレンドリーシティ」を目指し、認知症コミュニケーション・ケア技法ユマニチュードの普及に取り組んでいます。

事前準備

PC、タブレット、スマホ等の端末をご用意の上ご参加ください

各自の端末に予めZoomアプリのインストールをお願いします。
講座の構成上、PC(パソコン)でのご受講を推奨いたしますが、タブレット、スマートフォンからのご受講も可能です。

充電が可能で、高速通信が可能な電波の良い場所で受講してください

長時間通してZoomに接続いただきます。長時間安定して高速インターネット接続(有線LAN/Wi-Fi環境)が可能で、端末を充電できる場所で受講できるかどうか事前にご確認をお願いします。

事前にZoomのテスト接続を実施してください

Zoom接続のご不安を解消するため、事前にZoomのテスト接続を実施して、問題なくご使用いただけるかご確認ください。講座当日は、お名前部分を本名(例:日本花子)にしていただき、カメラ、マイクをオンにした状態で受講いただきます。名前の設定やカメラとマイクのオンオフができるかどうかをご確認ください。

視聴URL・資料のご連絡

申し込みメールアドレスにZoomのURL・資料のご案内が記載されたメールをお送りします。講座当日はそちらの接続情報を参照の上、Zoomにアクセスしてください。

同室で複数名ご参加される場合

お一人1端末でご参加されることをお願いしております。同室で複数の方がそれぞれの端末で参加される場合、個別にマイク付きイヤフォンをご準備頂き、ハウリングしないか事前にZoomテストをお願いします。

注意事項

・フランス本部との契約ならびに著作権とプライバシー保護の観点から、写真撮影、ビデオ録画、音声録音、画面キャプチャなどの行為はいずれも厳禁となっております。徹底をお願いします。
・上記の禁止行為、参加者の方々の視聴に支障をきたす行為、迷惑行為、その他、運営上支障を及ぼす行為等が行われた場合は、該当者の方のZoomへの接続を停止することがあります。あらかじめご了承ください。
・操作のわからない方には、主催者側でマイクをミュートにするなど対応をさせていただきます。
・運営の改善、向上を目的として、運営上の録画を行わせていただきますが、本利用目的外で使用すること、外部へ提供することはございません。

第1回 オープン参加型ユマニチュードキャラバン2023

ユマニチュードの「優しさが伝わるケア」とは何か知っていただけるよう、全国の皆様と認定インストラクターとのユマニチュード交流会(1時間)を日本ユマニチュード学会主催で実施いたします。
どなたでもお一人からご自由にお申し込みいただけますので、どうぞお気軽にご参加ください。
※お友達、ご近所仲間、同僚の方など複数名でご一緒に参加いただける場合、専用枠でのお申し込みも可能です。土日開催となりますが、 こちらからご希望の日程でお申し込みください。

日程 2023年8月30日(水) 19:30〜20:30(60分)
参加方法 Zoomによるオンライン講座
※開催2日前までに、お申し込みいただいた方に視聴用URLをお送りします。
※URLの転送・共有・当日の録音・録画は禁止いたします。
対象 ユマニチュードに興味がある方
講座内容 ①ユマニチュードとは何か
②ユマニチュードとご家族の事例
参加費 無料
申込方法 下記よりお申込頂けます。
https://peatix.com/event/3421999/view?k=59b4f19af92b175179d7ac81c3936d183eabd678
(締切:2023年8月28日(月)9時)
お問合せ 一般社団法人日本ユマニチュード学会 事務局
(メール)info@jhuma.org

ユマニチュードキャラバンで入力いただいた個人情報は、当学会のプライバシーポリシーに則りキャラバン開催に関するご連絡や学会の活動報告、今後のイベントやセミナー案内など当学会からのご案内に使用させていただきます。詳しくは、 「プライバシーポリシー」をご確認ください。

当学会は、医療・看護・介護などの専門職の方はもちろん、ご家族の介護に携わられている方やユマニチュードに関心のある方などどなたでも会員としてご参加いただけます。

ご参加を希望する方でまだ会員登録されていない方は、ぜひこの機会に登録ください。

詳しくは、「入会のご案内」をご覧ください。

ユマニチュードに関する映像をご紹介します

ユマニチュード認証初年度パイロット事業の記録の動画を掲載しました。認証への取り組み事例がコンパクトにとてもわかりやすく凝縮された内容になっていますので、是非ご覧ください。

先日、ご案内しました市民・家族のためのユマニチュード認定 サポーター 準備講座・養成講座につきまして、ご協力の有無を確認させていただきたくフォームを作成いたしました。
お忙しいところ恐縮ですが、2023年8月6日(日)までにご回答いただけますと幸いです。

※フォームを開くためには、学会のGoogleアカウントでログインする必要があります。

講師にご協力いただける方で、講座にご参加されていない皆さまは準備講座もしくは養成講座のいずれかの録画をご覧下さい。
なお、2日間1セットとなりますので2つをご視聴くださいますようお願いいたします。

※ファイルを開くためには、学会のGoogleアカウントでログインする必要があります。

上記、録画をご視聴いただき、8月9日もしくは19日の大島先生の勉強会にご参加ください。