学会だより 第16号
「ユマニチュードキャラバン2023」(第2期)開催決定!
下記のページから詳細の確認・予約を行うことができます。ぜひ開催をご検討ください。
詳しくはこちらのページをご確認ください。今回の会員向けオンラインサロン『雨宿りの木』は、国立病院機構東京医療センターでの取り組みを、内科医の片山充哉医師(当学会理事)、林智史医師に対談形式でお話ししていただきます。進行役は、同じく国立病院機構東京医療センター内科医の本田美和子・当学会代表理事です。
片山医師、林医師は、本田医師とともに急性期病院の医師として病棟看護師がケアに困っている認知症患者を対象にユマニチュードを行っています。その活動は、個人的な技術の維持・向上にとどまらず、どのように取り組めばユマニチュードが院内全体に広がり部門を超えて継続させることができるかという課題への取り組みです。
東京医療センターでのユマニチュードの実践事例やフランスの認証施設での経験を交えながら、高齢社会でユマニチュードを学ぶ意義と挑戦について、会員の皆さまとともに考えていきます。皆さま、どうぞご参加ください。
イベント前日までに、会員の方全員に参加URLをメールでご案内いたします。詳細は、会員向けご案内メールをご確認ください。事前申し込みは不要です。
会員向けオンラインサロン
『対談:医師と共に取り組むユマニチュード』
スピーカー(敬称略)
国立病院機構東京医療センター総合内科・感染症内科
当学会理事/国立病院機構東京医療センター 総合内科・感染症内科医長
当学会代表理事/国立病院機構 東京医療センター 総合内科医長/医療経営情報・高齢者ケア研究室長
開催概要
開催日時 | 2023年12月9日(土)13:00~14:00(60分) | 場所 | Zoomによるオンライン開催 |
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申込・参加資格 | 当学会の会員資格をお持ちの方は、どなたでもご参加いただけます。 事前申込は不要です。 |
視聴方法 | 会員の方には事務局より前日までに参加URLをお送りいたします。 当日はそちらのURLよりご参加ください。 |
参加費 | 無料 |
日本ユマニチュード学会会員向けオンラインサロン『雨宿りの木』は、会員の皆様との相互交流の場として、皆さまの日常のコミュニケーションやケアに役立つ最新の情報を発信しています。
ご参加を希望する方でまだ会員登録されていない方は、ぜひこの機会に登録いただき本イベントにご参加ください。
詳しくは、「会員制度のご案内」をご覧ください。
令和5年11月25日(土曜日)に、北九州市総合保健福祉センターにて北九州市主催のユマニチュードキャラバンが開催されます。お申込やイベントの詳細については、下記のページをご確認ください。
認知症コミュニケーション・ケア技法「ユマニチュード」家族介護者向け講座
知識・技術を学び、介護に生かす相談意見交換会(参加無料)
福岡市内にお住まいもしくはお勤めの方で、認知症の家族の介護を行っている方を対象に、下記の講座が開催されます!
日程 |
A・B・Cの開催日程から選んでご参加ください。
[A]令和5年10月27日(金),11月17日(金)18:00~20:00
※2時間×2日間(前半・後半)の講座(全て同じ内容です)[B]令和5年10月28日(土),11月18日(土)10:00~12:00 [C]令和5年10月28日(土),11月18日(土)14:00~16:00 |
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会場 | 福岡市認知症フレンドリーセンター (中央区舞鶴2-5-1 福岡市健康づくりサポートセンターあいれふ2階) |
対象 | 福岡市内にお住まいもしくはお勤めの方で、認知症の家族の介護を行っている方 選択した日程の講座を2日間とも受講できる方(各2時間) |
講座内容 | 介護に必要な知識と具体的なケア技術の基本を学び、ワークショップ(練習)も行います。また、介護場面での参加者の実際のお困りごとについて、一緒に考えます。 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 申込期間:2023年9月15日(金)~2023年10月23日(月) ※先着順で受け付け、個別にご連絡いたします。定員になり次第締め切りとなります。 ※お申込期間は終了しました |
定員 | 各回20名 |
お問合せ | 一般社団法人日本ユマニチュード学会 福岡講座窓口 (電話)03−6427−6894(申込期間の平日10〜17時) (メール)fukuoka@jhuma.org |
主催 | 福岡市は、認知症になっても、住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らせるまち「認知症フレンドリーシティ」を目指し、認知症コミュニケーション・ケア技法ユマニチュードの普及に取り組んでいます。 |
注意事項
・当学会のメディア取材や広報・広告等の目的で、研修当日に撮影した映像・写真等を、雑誌・新聞・ウェブサイト・パンフレット等の媒体において利用する場合があります。福岡市の救急医療機関で救急患者の対応を行う医療職を対象にユマニチュードのオンライン講座を実施します。
福岡市ではユマニチュードの普及促進を行っており、平成30年度からは福岡市消防局の救急隊員を対象にユマニチュード講座を実施し、現場でのスムーズな搬送につながっているとの声を受けています。
この講座は、救急搬送患者を受け入れていただいている医療機関の皆様にもお役立ていただけるコミュニケーションケア技法ユマニチュードを学ぶものです。認知症患者だけでなく、広く救急搬送者にご利用いただける技法です。是非ご参加ください。
日程 | 令和5年11月12日(日)10:00~12:00 |
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内容 | 認知症の記憶の仕組みを知り、ユマニチュードの考え方から「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つの柱について具体的な技法を学ぶ 講師:ユマニチュード認定インストラクター |
会場 | Zoomによるオンライン講座 |
対象 | 福岡市にお住まい、お勤めの方で、救急患者の対応を行う医療職 |
参加費 | 無料 |
申込方法 | 申込期間:令和5年9月15日(金)~10月16日(月) ※お申込期間は終了しました |
定員 | 30名 |
お問合せ |
一般社団法人日本ユマニチュード学会 福岡講座窓口 (電話)03−6427−6894(申込期間の平日10〜17時) (メール)fukuoka@jhuma.org |
主催 | 福岡市は、認知症になっても、住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らせるまち「認知症フレンドリーシティ」を目指し、認知症コミュニケーション・ケア技法ユマニチュードの普及に取り組んでいます。 |
事前準備
PC、タブレット、スマホ等の端末をご用意の上ご参加ください
講座の構成上、PC(パソコン)でのご受講を推奨いたしますが、タブレット、スマートフォンからのご受講も可能です。
充電が可能で、高速通信が可能な電波の良い場所で受講してください
事前にZoomのテスト接続を実施してください
視聴URLのご連絡
同室で複数名ご参加される場合
注意事項
・フランス本部との契約ならびに著作権とプライバシー保護の観点から、写真撮影、ビデオ録画、音声録音、画面キャプチャなどの行為はいずれも厳禁となっております。徹底をお願いします。・上記の禁止行為、参加者の方々の視聴に支障をきたす行為、迷惑行為、その他、運営上支障を及ぼす行為等が行われた場合は、該当者の方のZoomへの接続を停止することがあります。あらかじめご了承ください。
・操作のわからない方には、主催者側でマイクをミュートにするなど対応をさせていただきます。
・運営の改善、向上を目的として、運営上の録画を行わせていただきますが、本利用目的外で使用すること、外部へ提供することはございません。
・当学会のメディア取材や広報・広告等の目的で、研修当日に撮影した映像・写真等を、雑誌・新聞・ウェブサイト・パンフレット等の媒体において利用する場合があります。
この度、福岡市が開設する「福岡市認知症フレンドリーセンター」のオープンにあたり、当学会と福岡市との共同による記念講演を下記の通り開催いたします。
ユマニチュードの考案者であるイヴ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティ両氏が揃って来日し、ユマニチュードの哲学や技法、ならびにユマニチュード認証制度の基本の考えや意義について語ります。
福岡市近郊にお住まいの方は、ぜひご参加ください。
遠方にお住まいの方向けには、後日、ダイジェスト版動画を当学会ウエブサイトにて期間限定で共有予定です。
【開設記念講演】「優しさを伝えるケア技法 ユマニチュード」
日程 | 令和5年9月18日(月・祝)13:00~15:30(開場12:30) |
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会場 | TKP ガーデンシティPREMIUM 天神スカイホール (福岡市中央区天神 1-4-1 西日本新聞会館 16 階) |
対象 | 福岡市内に居住、または通勤・通学する人(先着 200 名) |
講座内容 | 【第1部】基調講演 「優しさを伝えるケア技法 ユマニチュード」 講師イヴ・ジネスト氏 ロゼット・マレスコッティ氏 本田美和子(当学会代表理事)ほか 【第2部】パネルディスカッション 「認知症の人とのコミュニケーション」 |
申込方法 |
事前申し込みが必要です。 →こちらのページからご予約いただけます |
岡山大学ヘルスシステム統合科学研究科にて、「優しさを伝える」フランス発祥の認知症ケア技術ユマニチュードについてのセミナーが開催されます。
詳しくは、下記のURLをご覧ください。
福岡市認知症フレンドリーセンターは、認知症フレンドリーシティ・プロジェクトの取組みを集約し、市民や企業に最新の知見・技術等を提供するとともに、取組みを国内外へ発信する拠点施設です。
9月15日(金)に開催される開所記念式典では、ユマニチュード考案者であるイヴ・ジネスト氏、ロゼット・マレスコッティ氏も参加する、ユマニチュードミニセミナーが開催されます。
【詳細はこちら】
インストラクター継続教育プロジェクトの伊東リーダー、田邊サブリーダーからご案内です。(LINEの再掲)
皆さまからの参加をお待ちしています。9月23日24日に富山県立大学でユマニチュード学会総会が開催されます。
24日はインストラクターのための第1回参加型継続学習会を9時から11時の間で行います。
7月末のZoom説明会でお話ししたものです。
富山県立大学の実習室をお借りして、インストラクターの皆様からご要望の多い、移動・ケアのテクニックについて学ぶ機会を設けます。
帰りの便もあると思いますので早めの退出も可能です。つきましてはGoogleフォームにて出欠席の確認をさせてください。
https://forms.gle/b7MaLFkxME7s9Gpo7
早めのご回答をお願いいたします。
後期講座のご案内
2023年5月からスタートしました学会主催の「市民・家族のためのユマニチュード認定サポーター準備/養成講座」には、たくさんの方々が受講されて、好評をいただきました。(前期サポーター講座のレポートはこちら)
10月からの後期スケジュールをご案内いたします。皆様のご受講をお待ちしています!
※申込サイトは9月中旬より随時オープンします。
準備講座
時間:10:00~11:30
時間:18:00~19:30
時間:18:00~19:30
時間:10:00~11:30
時間:18:00~19:30
時間:10:00~11:30
時間:18:00~19:30
養成講座
時間:10:00~11:30
時間:18:00~19:30
時間:10:00~11:30
時間:18:00~19:30
時間:10:00~11:30
前期のサポーター講座レポート
2023年5月からスタートした「市民・家族のためのユマニチュード認定サポーター準備・養成講座」には、既に10講座135名の方に受講いただきました。家族介護をしている方、主婦、学生、会社員、会社役員、大学教員、接客業、医師、看護師、介護福祉士、歯科衛生士、訪問介護員、薬剤師、理学療法士、臨床心理士、歯科衛生士、ネイリスト、マッサージ師など、様々な立場の方々が、生活のなかでユマニチュードを実践するための市民を対象としたこの講座を共に学びました。受講後のアンケートで寄せられた声の一部を紹介します。
・日常生活で身近に起るケースで考えることができ、知識を実践に移すことが容易になりました
・認知症の母に会いに行く勇気が少し出た
・オンラインでも実感できるワークが入っていたのがよかった
・グループに分かれディスカッションすることで、色々な気づきが得られた
・1回目の振り返りとそれらを踏まえての実践確認の上で次のステップに進むという構成は、受講者にとって極めて自然で、習熟度アップにつながると思う
・仕事をしている人でも参加しやすい時間帯だった
・時に動画も挟まれて、90分しっかり集中できました
・テキストは要点がまとまっており、明瞭なイラストが補填されて、振り返りにはとても良い
・テキストは、イラストが効果的につかわれていて、スムーズに理解ができた
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日程:第16期
令和6年8月5日(月)18:00~19:30
令和6年8月19日(月)18:00~19:30
※2日間の日程で開催されます。両日とも参加できる方のみご参加いただけます。
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日程:
令和6年10月5日(土)10:00~11:30
令和6年10月19日(土)10:00~11:30
※2日間の日程で開催されます。両日とも参加できる方のみご参加いただけます。
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日程:
令和6年12月7日(土)10:00~11:30
令和6年12月21日(土)10:00~11:30
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令和6年11月11日(月)18:00~19:30
令和6年11月25日(月)18:00~19:30
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日程:
令和6年11月16日(土)10:00~11:30
令和6年11月30日(土)10:00~11:30
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日程:
令和6年10月7日(月)18:00~19:30
令和6年10月21日(月)18:00~19:30
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2023年9月23日(土)、24日(日)の2日間、富山県立大学 富山キャンパス(看護学部)1階にて第5回日本ユマニチュード学会総会を開催いたします。
会場での開催に加えて、より多くの方にご参加いただけるよう、後日期間限定のオンデマンド映像配信を致します。
※参加登録の受付期間は終了しました。
※ご来場いただく際の注意事項
・会場の駐車場は一般の方の利用はできません。公共交通機関(病院行のバス・最寄りの鉄道駅)かタクシーとなります。(アクセス方法はこちらから)
・開催期間中、会場内のカフェテリアを休憩場所として利用することはできますが、食事の提供は行っていません。昼食等は各自でご準備ください。
第5回 日本ユマニチュード学会総会
『ユマニチュードの可能性
〜教育の中にユマニチュードを取り込む〜』
共催:公立大学法人 富山県立大学
市民公開講座共催:公益財団法人 生存科学研究所
開催概要
5回目となる総会の開催地は、全国に先がけユマニチュードを看護基礎教育に導入した富山県立大学看護学部のキャンパスです。
1日目の学会総会では、富山県立大学客員教授でもあるイヴ・ジネスト氏の講演や学術集会長講演、医療・介護分野でユマニチュードを日々実践されている専門職によるシンポジウム、研究成果発表を通して、改めてユマニチュードの可能性について探究します。
2日目の市民公開講座では、<ユマニチュード認証施設:人生の最期の日まで「自律と自立が実現する生活の場」の創出>をテーマに、ユマニチュード認証の意義を考え、認証に取り組むことで生まれる組織の変容と将来像について語り合います。
“パノラマ キトキト 富山に来られ”の思いを込めて、皆さまのお越しをお待ちしております。
開催概要
日時 | 2023年9月23日(土)、24日(日) |
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会場 | 富山県立大学 富山キャンパス(看護学部)1階 講堂・大講義室・交流ホール・ラウンジ アクセス方法はこちらから ※当日のオンラインライブ配信はありません。 |
定員 | 200名 ※発表者、関係者を除き先着申し込み順。 |
参加費 |
1日目:日本ユマニチュード学会年次総会日本ユマニチュード学会会員:3,000円 2日目:市民公開講座会員・非会員に関わらず無料 |
第5回学会総会の参加登録はこちらから
※受付期間は終了しました。
総会終了後のオンデマンド映像配信
学会総会終了後に期間限定で各種講演や口頭発表等をオンデマンド映像配信にてご視聴いただけます。
※配信されない発表や、発表内容を一部カットして配信することがあります。あらかじめご了承ください。視聴できる方 |
参加費用をお支払い頂いた方全員 (※後日、当学会会員の方にも公開します) |
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視聴方法 |
視聴方法はメールにてに別途お知らせします。 配信期間中に新規に会員登録された場合もご視聴頂けます。この機会に是非、会員登録をお願いします。 |
プログラム(敬称略)
※講演タイトルなどは変更となる場合がありますことご了承ください。
2023年9月23日(土)9:00-17:00(予定)
第5回日本ユマニチュード学会総会
『ユマニチュードの可能性
〜教育の中にユマニチュードを取り込む~』
総合司会
松井 弘美(公立大学法人富山県立大学 看護学科長/教授 )
8:30~ | 開場 |
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9:00-9:10 | 開会挨拶 |
9:10-9:40 | 学術集会長 講演 『ユマニチュードを学んだ看護学生の4年間の軌跡』 岡本恵里(公立大学法人富山県立大学副学長/ユマニチュード認定インストラクター)
2019年に開学した富山県立大学看護学部では、4年間を通して「看護ケアとユマニチュード」の授業を組み込み、2023年3月に初めて卒業生を送り出しました。1年次からユマニチュードの哲学とケア技法を学び続けた学生たちは、臨地での看護学実習においてもユマニチュードの包括的ケア技法を用いた看護を実践し、学びを深めていきました。本講演では、教育体制を整えるための開学前の取り組み、イヴ・ジネスト氏の講義や技術指導を含む、看護学部全教員で担当した授業内容をご紹介すると共に、学生たちが残した言葉から、4年間の成長の軌跡についてお伝えします。全国の看護現場に飛び立った卒業生が実践する一つ一つのケアが、ユマニチュードの輪を徐々に広げてくれるでしょう。
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9:40-11:00 | 基調講演 『社会を支える基盤としてのユマニチュード ―なぜ私たちが学ぶ必要があるのか』 イヴ・ジネスト氏(ジネスト・マレスコッティ研究所所長)
1997年から46年の歴史をもつユマニチュードは、高齢者を支える専門職のためのケア技法としてフランスをはじめ欧州各国から始まり、北米・アジアに広がってきました。2012年に初めて日本を訪れ、ユマニチュードを日本の方々に紹介してから12年がたちました。現在日本では、ケア専門職にとどまらず、小中学生、専門学校や大学の学生、市民・家族介護者、市民の生活を支える公務員など、さまざまなフィールドでユマニチュードを学び実践する方々がいらっしゃいます。ユマニチュードが社会を支える基盤として多くの方々に役立つことをたいへんうれしく思うと共に、そのために必要な「ユマニチュードを学ぶ」ことの意義についてお伝えいたします。
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11:00-11:10 | 休憩・壇上設営(10分) |
11:10-12:10 | シンポジウム 『ケア・キュア実践者にとってのユマニチュードの可能性』
2019年に設立した日本ユマニチュード学会は、「ユマニチュードの普及・浸透を通じて、全ての人の自由と自律が尊重される社会の実現に貢献する」ことをミッションに掲げ歩んできました。5年目を迎えた本年度のシンポジウムでは、医療・介護分野でユマニチュードの普及・浸透に取り組まれている4名の専門職者をお迎えします。日々の診療業務における医師としての実践、総合病院看護部責任者としての実践、介護施設でのユマニチュード推進プロジェクトリーダーとしての実践、富山県立大学で4年間ユマニチュードを学んだ新人看護師としての実践、それぞれのお立場からお話を伺います。
座長
青栁 寿弥(公立大学法人富山県立大学准教授/ユマニチュード認定インストラクター)
シンポジスト
林 智史(国立病院機構東京医療センター総合内科・感染症内科 医員) 川岸 孝美(富山県 かみいち総合病院 看護部長) 末弘 千恵(広島県 株式会社不二ビルサービス ケア事業部 次長) 荒谷 美波(富山県立中央病院 看護師/富山県立大学看護学部1期卒業生) |
12:10-13:10 | 昼休憩(60分) |
13:10-15:40 | 学術発表:口演・示説 |
15:40-15:50 | 閉会挨拶 |
15:50-16:00 | 休憩・壇上設営(10分) |
16:00-17:00(予定) | 日本ユマニチュード学会 第4期 定時社員総会 ※定款第16条ならびに第23条の定めにより、今回の社員総会の招集通知は、2023年6月末までに登録・承認された正会員(賛助会員正会員等も含む)の方が対象となります。参加方法については後日ご案内を差し上げます。 |
2023年9月24日(日)9:30-11:40
第11回生存科学研究所共催・市民公開講座
※事前の参加登録をしていただくことで、参加費無料でどなたでもご参加いただけます
総合司会
代表理事 本田 美和子
9:00~ | 開場 |
---|---|
9:30-9:40 | 開会挨拶 |
9:40-10:20 |
基調講演1 『ユマニチュード認証制度・その基本理念』 イヴ・ジネスト氏(ジネスト・マレスコッティ研究所所長)
ユマニチュードを学んだ施設の運営者とケア専門職の「自分たちのケアの質を客観的に評価したい」という強い願いから、2011年に「ユマニチュード認証制度・Humanitude label」は誕生しました。2023年7月までにフランスでは30の施設がユマニチュード認証を獲得しています。ユマニチュード認証のプロセスは、ケアを受ける人・働く職員・運営者の三者が互いにそれぞれを尊重する「生活労働憲章」に署名することから始まります。人生の最後の日まで、施設に入居・入院している方々が自分が大切に思う価値観をもとに好きなものを選択する「自律性」をもち、生活の援助が必要な状況になっても自分でできることは自分で行う「自立」した生活が可能となる生活の場を創出するユマニチュード認証制度について、その基本理念をお話しいたします。
|
10:20-10:50 |
基調講演2 『日本におけるユマニチュード認証:求められる哲学と確かなケア』 竹内登美子(公立大学法人富山県立大学名誉教授/ユマニチュード認証審査委員長)
医療福祉の専門家らは、例えば、せん妄や認知機能低下があっても、できる限り身体拘束を行なわないで、尊厳を尊重したケアを行いたいと願っています。しかし、現状では慣例に逆らえず、黙々とケアをこなす日々に疲弊する姿も見受けられます。このような現状を変えるには組織だった取組みが必要であり、組織の理念に添った各自の哲学と、確かなケアが求められます。本講演では、昨年、フランスのユマニチュード認証施設であるLa Maison de Jeanneを視察し、ユマニチュードの実践と評価の実際から得た示唆と、今年度スタートしたわが国の「ユマニチュード認証審査会」での議論の一部を紹介します。また、「人との間に絆を結び、人間らしいありようを取り戻す」ための確かなケアの要点が、評価基準の具体例に示されていることについても言及します。
|
10:50-11:20 |
座談会 『日本のユマニチュード認証制度のこれから』
ユマニチュード認証制度が日本でも始まり、2023年に日本で初めての認証事業所が誕生しました。この制度の設計者、調査・審査を行った担当者、そして認証を取得した施設の代表者がそれぞれの経験を踏まえて「人生の最期の日まで自律と自立が実現する生活の場とは何か」をテーマに座談会方式で語り合います。
参加者
イヴ・ジネスト(ジネスト・マレスコッティ研究所所長)
竹内 登美子(公立大学法人富山県立大学名誉教授/ユマニチュード認証審査委員長) 森山 由香(ユマニチュード認定チーフインストラクター/ユマニチュード認証調査員) 末弘 千恵(広島県 株式会社不二ビルサービス ケア事業部 次長) 本田 美和子(日本ユマニチュード学会 代表理事) |
11:20-11:40 | 質疑応答・閉会 |
公益財団法人 生存科学研究所 第6代理事長 青木清先生が2023年5月4日に逝去されました。ここに謹んで心から哀悼の意を表します。
口頭発表・ポスター発表をご希望の皆様へ
申し込み期間は終了しました。