【福岡市】専門職向けユマニチュードオンライン講座が開催されました
2022年11月18日(金)・27日(日)10時~17時、福岡市が主催する「ユマニチュード専門職向け講座」がオンラインで開催されました。
福岡市に在住もしくは勤務されている看護や介護の専門職を対象とした講座で、約50名が参加されました。
講師:佐々木さん
講師:金沢さん
講師:髙澤さん
講師:丸藤さん
18日の講師は、ユマニチュード認定チーフインストラクターの佐々木恵未さん、金沢小百合さん、髙澤君予さん。27日は、佐々木恵未さん、丸藤由紀さん、髙澤君予さん。
『ケアで大事にしていること』では、「先走らず同じペースで」「心穏やかにケアする」「気持ちによりそう」「本人らしい生活の邪魔をしない」「コミュニケーションをとりながら相手の性格を知ること」など、そして、『ケアでの困りごと』では、「時間に追われている」「おもいが伝わらない」「穏やかに対応できない」「拒否される」「受け入れてもらえない」といった様々な意見が出ました。これらは、職種が違っても皆さんに共通しているということを認識しました。
次に、コミュニケーションが上手くいかずケアを拒否していた患者さまが、ユマニチュードのケアを受けるようになったところ、ケアを受け入れ、自分の足で歩けるようになったり、優しい表情を見せるようになったという、事例映像が流れました。
ユマニチュードでなぜ、このような変化がおこるのか?なぜ、受け入れてくれるのか? そのためには何か必要になのか? ユマニチュードの哲学と具体的な技術について、様々な映像や、講師のデモンストレーション、受講者も体験しながら、学びました。
これらのユマニチュードの技法について参加者からは「ケアの拒否は自分のかかわり方に原因があったのかもしれない。技術を使って反応の変化をみたい」「拒否されることの分析ができると思う。知らず知らずにやっていて、それが拒否につながっていると気づいた」「できることは本人にやってもらうことの大切さを改めて実感した」「優しさを伝える方法として技術を使うということがわかった」といった感想が寄せられました。
「見る」「立つ」のデモンストレーションの様子