2023年9月23日、富山県立大学富山キャンパスにて「第5回日本ユマニチュード学会総会」が開催される中、同大学の中講義室から全国の認定サポーターさんにオンラインでつないで「ユマニチュード認定サポーターズサロンキックオフミーティング」が実施されました。
大島理事と学会のスタッフもご挨拶
進行役は、北星学園大学教授で当学会理事の大島寿美子氏。大島理事は、サポーター講座の講師も務めていたので、講座を受講してサポーターになった皆さんと、笑顔の再会となりました。
大島理事は、まず、学会のミッション、学会の活動、サポーターの役割や活動について説明しました。これからのサポーター活動については以下の2つを案内しました。
「サポーターズサロン」(2か月に1回)
・サポーターの支え合いと分かち合いの場
・スピーカーによる話題提供と意見交換
・インストラクターをゲストに迎えての交流
「サポーターフォローアップ講座」(年1回)
・哲学や技術の確認、実践の報告とリフレクション
続く、参加サポーターの近況報告では、ユマニチュードをどのような場で活用したのか、上手くできたこと、できなかったことを皆で共有しました。地域で認知症を発症した女性のご家族にユマニチュードを紹介したら、安心されたという話や、認知症の母を介護しているが、以前に住んでいた家に帰りたがる帰宅願望をもつ母とのやり取りの話、仕事でユマニチュードを実践して感動が増えた話、ノックや触れるなどのユマニチュード技術の効果を感じた話等々、サポーターは、各自のユマニチュード体験を共有し合いました。
みなさんとじゃんけん!
次回のサポーターズサロンは11月28日。
話題提供者を決める際には、大島理事と参加者がオンラインでじゃんけんをして決めました。
次の話題提供者はKさん。「これまで施設の面会時間が限定されていてなかなかお母さんと会えず、ユマニチュードを実践できなかったが、次の施設は面会ができるので、実践ができるようになります。皆さんの話が参考になりました。ユマニチュードの実践に慣れていきたい。」と語りました。
次回、Kさんとお母さん、ユマニチュードのコミュニケーションの様子をうかがえることを楽しみにしています!
2023年9月24日、富山県立大学富山キャンパスにて「第5回日本ユマニチュード学会総会」2日目の市民公開講座が開催される中、同大学の老年・精神実習室にて「ユマニチュード認定インストラクター継続学習会」が実施されました。
全国各地で活躍するインストラクターのうち、今回は北海道から福岡まで15名のインストラクターが参加。近年は、コロナ禍でオンラインでのミーティング続きでしたが、約3年ぶりの対面での継続学習会となり、会場は熱気に包まれました。
今回のテーマは『移動・移乗の技術の再確認とインストラクター間交流』。進行役の当学会インストラクター継続プロジェクトリーダー伊東美緒インストラクター(群馬大学)より、「皆さんに希望を尋ねたところ、移動・移乗の技術の再確認と、インストラクターの交流の場がほしいという声があった」という、企画の経緯が話されました。
講師役は、IGM-Japon合同会社所属の丸藤由紀チーフインストラクター。「技術の復習ポイントをお伝えします。足りない所は、教えていただいて、一緒に学んでいきたいです」と話し、多くのインストラクターが共に学び合い、有意義な時間を過ごすことができました。
内容
1.正しいレベルのケアの選択
2.正しいベッドの高さの選択
3.シーツの技術(正しい敷き込みとはずし方)
4.日常的によく使う技術
5.インストラクター同士の情報交流・雑談