ユマニチュードの5原則

ユマニチュードの5原則とは

ユマニチュードの5原則とは、ユマニチュードが目指す「よいケア・よい生活の場」を形に表したものです。

原則1:強制ケアをゼロにする。しかし、ケアをあきらめない

身体拘束ゼロを目指しますが、ケアの放棄はしません

本人の同意の上で4つの柱:「見る」「話す」「触れる」「立つ」で関係性を築きながら優しいケアを実践していきます。

原則2:本人の唯一性とプライバシーを尊重する

一人ひとりの個性とその違いを尊重します

居住空間の尊重、ノックをして返事を待つ、生活のリズムや本人の選択の尊重を行います。

原則3:最期の日まで自分の足で立って生きる

最期の日まで立って、人としての尊厳性を持ち続けます

1日20分立位で過ごすことで、寝たきりになることを防げます。
連続して20分立たなくても、1日の中で立って歯を磨いたり、ひげをそる、トイレまで歩くなど、生活の中で数分間立つ動作を積み重ね、立っている時間をつくります。 体幹を起こすだけでも効果があります。

原則4:組織が外部に対して開かれている

好きなところに外出し、いつでも家族の訪問を受けることが出来ます

家族、ボランティア、各種団体、学校、文化に対しても開かれています。

原則5:生活の場・やりたいことが実現する場を作る

施設・病院に入居・入院しても市民権を持ち、自宅と同じような暮らしを継続し、暮らしたいと思う生活の場所にすることです

ユマニチュード個別支援計画を立て、望む生活を行います。