第7回サポーターズレター 佐藤小百合さん(東京都)

サポーターズレター
ユマニチュード認定サポーター準備講座・養成講座を受講後、 “ユマニチュードを通して優しさが伝わり合う社会を実現するために共に助けあい、支え合う仲間”としてサポーター登録してくださった方からのお声をお届けします。

ユマニチュード認定サポーター

佐藤小百合さん(東京都)

サポーター講座を受けた動機

父が認知症になり、どのように対応したら良いのか手探り状態の時に、妹が【ユマニチュード】という技法があることを知り、姉妹で受講しました。

サポーター講座を受けた感想

ユマニチュードという有効な技法、ユマニチュードの4つの柱と5つのステップを知り、大切なのは、「あなたが大切な存在である」ということ、介護などをする側の人間の視点で考えがちでしたが、本当に重要なのは、介護される側の気持ちを一番に考え、尊重することを気づかせてくれる講座でした。

サポーター講座を受けた、前と後の変化

高齢者施設で生活をする父に面会に行くことで、父以外の入居者の方々とのコミュニケーションにも5つのステップが役に立ち、今では入居者の方も面会に行くと逆に声かけしてくれたり、いつも怪訝なお顔で声を掛けるのも躊躇していた方も、笑顔で会釈出来るようになり、ユマニチュードの対応の成果だと思っています。歯科衛生士としての仕事でも、特に講座を受講後は、積極的にユマニチュードの技法を取り入れ、ダウン症や、発達障害、内向的な患者さんへの対応で効果を実感しています。

サポーターズサロンについて(皆さんとの意見交換をして)

本当に介護の事で迷ったり、悩んだりする日々の中で、サポーターズサロンは、私にとって心の拠り所になっています。このサロンで色々な方との出会い、皆様のお話を聞かせて頂くことで悩んだり、迷ったりするのは自分だけではない共感できる仲間が出来たと思っています。施設での色々な問題、父の介護が上手くいかない事が続くと自分のメンタル・モチベーションも時には下がることがありますが、サロンの方達とお会いする事で、いつしか自分自身が癒され、リセットされたり、勇気をもらっている事に気づきました。今は、2ヶ月に1度1時間の充実した時間を励みに日々過ごしています。

ユマニチュードについて思うこと

ユマニチュードの技法は、色々な場面に活用できる、人にやさしく出来る技法。認知症の父をもつ家族としては、介護職の方達にユマニチュードの技法を正しく理解してこの技法を取り入れて対応してくれる人を増やして欲しいと切に思います。

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