ユマニチュード認証のブロンズ認証として「横浜病院 認知症治療病棟」「郡⼭市医療介護病院介護医療院事業所」を新たに決定

⼀般社団法⼈⽇本ユマニチュード学会(東京都⽬⿊区、代表理事︓本⽥美和⼦)は、⽇本で6事業所⽬となるユマニチュード ブロンズ認証事業所として、2つの事業所(横浜病院 認知症治療病棟 ならびに 郡⼭市医療介護病院介護医療院)を新たに決定しました。これで⽇本国内のユマニチュード ブロンズ認証事業所は合計8ヶ所となります。ユマニチュード認証は、フランス⽣まれのコミュニケーション・ケア技法「ユマニチュード®」を通じて、質の⾼いよいケアを実践している組織を、予め定められた評価基準の元に認証する制度です。本認証制度は、誰もがお互いの⾃律を尊重し幸せに過ごせる社会の実現を⽬指し、フランス本部との連携の下、⽇本ユマニチュード学会が2022年4⽉から⽇本での導⼊に取り組んでいます。

・ニュースリリース

新規ブロンズ認証取得事業所のご案内



医療法⼈社団 元気会
横浜病院 認知症治療病棟(神奈川県横浜市)

神奈川県横浜市緑区寺⼭町729
病院
50床(認知症治療病棟)
「⼼を元気にする病院」という理念のもと、組織をあげてユマニチュードへの取り組みを浸透させています。⾼いレベルでケア技術を実践し、誰が担当しても同じように適切なケアができる体制作りに⼯夫がみられました。


⼀般社団法⼈ 郡⼭医師会
郡⼭市医療介護病院 介護医療院(福島県郡⼭市)

福島県郡⼭市字上⻲⽥1番地の1
介護医療院
定員:80名
2014 年からユマニチュードを導⼊。組織として取り組む姿勢が職員の意識向上につながり、各職種が連携し、様々な⽀援に取り組んでいます。基本であるケアの準備、丁寧なアセスメントで⼊居者の主訴を引き出した、⼈⽣レベルの個別⽀援計画の作成が⾏われています。

ユマニチュード認証制度とは

ユマニチュード認証制度は、ユマニチュードを通じて質の⾼いよいケアを実践している組織を、明確な評価基準を元に評価・育成・⽀援し、誰もがお互いの⾃律を尊重し、幸せに過ごせる社会の実現に寄与することを⽬指して⽣まれました。本部のあるフランスでは 2013年にスタートし、現在までに30の事業所がユマニチュード認証(日本のゴールド認証に相当)を取得しています。日本では、2022年4月からパイロット事業として導入を開始しました。。2023年5⽉には、⽇本初となるユマニチュード認証事業所が2事業所誕⽣し、このたび 2024年5 ⽉に7 および8事業所⽬が誕⽣しました。

ブロンズ認証取得事業所(2024年2⽉末)

・株式会社不二ビルサービス グループホーム ふじの家瀬野(広島県広島市)
・医療法人社団 東山会 調布東山病院 5階・6階病棟(東京都調布市)
・社会福祉法人平成会 介護老人福祉施設さわらび(長野県岡谷市)
・社会医療法⼈三宝会 南港病院 3階病棟(⼤阪府⼤阪市)
・社会福祉法⼈ こうほうえん ケアホーム⻄⼤井こうほうえん(東京都品川区)
・社会医療法⼈財団 ⽩⼗字会 介護⽼⼈保健施設 サン(燦) ユニット棟(⻑崎県佐世保市)
・医療法⼈社団 元気会 横浜病院 認知症治療病棟(神奈川県横浜市)
・⼀般社団法⼈ 郡⼭医師会 郡⼭市医療介護病院 介護医療院(福島県郡⼭市)

ユマニチュード認証制度の概要

ユマニチュードの認証評価基準は、「5 原則」と「⽣活労働憲章」に基づいて定められています。
その特⻑は、下記の3点です。

1) ケアの質をわかりやすく可視化
2)⽇本の各種制度と連携
3) 取り組みの進捗を⾒える化

認証の種類には、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド(国際認証)」の 3 段階があります。取組む組織の種類によって介護系と医療系に分かれており、「ブロンズ」は共通の基準となっています。

認証の⼊り⼝とも⾔える 「ブロンズ」は、1)ユマニチュードに組織をあげて取り組む体制が出来上がっており、かつ 2)職員がユマニチュードの基本を理解し、実践に取り組んでいる組織に対して認証されるものです。ユマニチュードに組織を上げて取り組むことで、「⼊居者・患者・利⽤者」「職員・専⾨職」「経営者」の 3者が、お互いを尊重し、⽣きがい、やりがいを感じながら、さまざまなメリットを享受し、幸せに過ごせるようになります。

「ユマニチュード®」とは

フランス⼈の体育学教師イヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティが⽣み出したコミュニケーション・ケア技法です。1979 年以来 40 年以上の歴史を持ち、『ケアする⼈とは何かを考える哲学』と『その哲学を実現するための技 術』からなります。介護を必要とする⼈どなたに対しても有効に実践でき、ユマニチュードによって、介護される⼈の BPSD(認知症の⾏動・⼼理症状)の改善に加え、介護する側の負担感や離職率を改善させ、薬剤やおむつの使⽤量を減らすことによる医療費削減効果が報告されています。⽇本ユマニチュード学会では、ユマニチュードの効果とより良い活⽤⽅法を科学的に解明・実証するために、世界中の⼤学等研究機関の医学・看護学・情報学・⼼理学等の専⾨家と、さまざまな共同研究を進めています。

お問合せ

⼀般社団法⼈ ⽇本ユマニチュード学会

メールアドレス:info@jhuma.org
電話:03-6555-2357
※受付時間 10:00-15:00(⼟⽇祝を除く)
※受付時間外の場合は、メールにてお問い合わせください

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