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デイサービスで働いています。利用者のご家庭での困りごとを知るには? | 日本ユマニチュード学会|人間らしさを尊重したケアを共に社会へ

デイサービスで働いています。利用者のご家庭での困りごとを知るには?

「家族介護について語り合う会」より

会員限定コミュニティ「雨宿りの木」にて、1月よりスタートした「家族介護について語り合う会」。この会にて参加者の皆さまから寄せられたご相談やお困りのことに、ジネスト先生、本田美和子代表理事が回答した解決策やアドバイスを皆さまと共有いたします。それぞれの現場やご家庭でのケア、ユマニチュードの実践にご活用ください。

※参加者の皆さまのプライバシーに配慮し、実際の内容を一部変えている部分があります。

Q.デイサービスで働いています。利用者の方々がお困りのことを知りたいと思いますが機会がありません。

利用者さん、利用者のご家族の方々のお気持ちに寄り添える仕事がしたいと思っていますが、ご自宅でどんなことに困っていらっしゃるのかを知る機会がなかなかありません。とくにおひとり暮らしの場合はどうしたら良いでしょうか。

A.信頼関係を築いて生活の場での情報を得るようにしましょう

一番良いのは、お迎えに行ったときに少しお家の中に入って様子を見せてもらうことです。そのためには利用者のかたと信頼関係を築くということも必要ですね。

家の中ではたくさんの大切な情報を得ることができます。例えば冷蔵庫はものすごい情報源で、冷蔵庫の写真を撮り、それをもとに皆で話し合いをすることもあります。たとえば、食べ物がちゃんと入っているか、また逆に詰め込みすぎていないか、など普段の生活を推測するのにとても役に立ちます。また、冷蔵庫の中に私は靴が入っているのを見たことがありますが、認知症の進行状態のわかりやすい目安にもなります。お風呂はどんな感じか、洗濯物はどうか、生活に何か問題が起きていないか、ほんの少しでも情報を得ることで、援助の方法を考えることができます。

ご家族と住んでいる方の場合は、まずはご家族の方にデイケアサービスのチームの一員になっていただき、力を借りることも有効です。利用者のかたと一緒に来ていただいて、15分でもお茶を飲みながら共に過ごす時間を作るのはいかがでしょうか。家での様子や家とは違うことなどをお伺いするよい機会になります。また、定期的にご家族のお茶会のようなものを開くのも良いでしょう。他の誰かが話すと自分も話しやすいという人もいます。利用者の方々が24時間をどう過ごしているか聞いてみましょう。ご家庭での様子を家族がご存知ないときには、利用者のかたは家で孤立しているかもしれません。

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