市民・家族のための
ユマニチュード認定サポーター準備講座・養成講座
各講座の詳細・お申し込みについては下記のリンク先をご覧ください
2023年5月から、市民・家族のためのユマニチュード認定サポーター準備講座・養成講座が始まりました!
大島寿美子委員長
日本ユマニチュード学会は、新しい講座をつくるために委員会を立ち上げ、教えられる側(専門職や市民)や教える側(インストラクター)、施設・病院責任者に加え、事業戦略の専門家や学識経験者など、幅広いお立場からの代表者にご参画いただき、約1年間にわたり議論を深め、 講座の内容を検討していきました。
大島寿美子委員長(日本ユマニチュード学会理事/ユマニチュード認定インストラクター/北星学園大学教授)にこの講座についてうかがいます。
どのような講座ですか?
認知症の家族と上手にコミュニケーションが取れるようになりたい、近所に住む高齢者の手助けをしたいがどう接していいかわからない、看護や介護について学んでいるので将来のために身につけたい、認知症の高齢者やケアが必要な人を支援するボランティア活動に役立てたい、周りにケアが必要な人が出たときのために学んでおきたいなど、ユマニチュードを生活の中で活用したい、教養として身につけたいという人のための講座です。
何をどのように学びますか?
ユマニチュードは具体的な技術に基づいた、誰でも学んで実践することができるケア・コミュニケーション技法です。具体的な技術によって、「あなたは大切な存在です」というメッセージを相手が理解できるように伝えることができます。
具体的な技術の中心となるのが4つの柱、5つのステップです。これらの技術を実践するためには、自分の普段何気なく行っているコミュニケーションを振り返り、実際に練習してみることが必要です。また、背景にある「ケアをする人とは何か」「人とは何か」などの哲学を理解することもとても大切です。
この講座では、ユマニチュードの技術と哲学を2段階で学びます。多くの方に無理なく学んでいただけるよう、ユマニチュード認定サポーター準備講座では、基本の哲学に基づき 4 つの柱が実践できるようになることを目指します。ユマニチュード認定サポーター養成講座では、ユマニチュードの哲学に基づきさまざまなシチュエーションに合わせて4つの柱、5つのステップが実践できるようになることを目指します。
どんな人に学んでもらいたいですか?
認知症の家族の介護をしている方、町内会活動をしている方、地域でボランティア活動をしている方、医療や福祉を専攻する学生、中学校や高校の生徒など幅広い方々に受講していただけます。将来のために学んでおきたい、教養として身につけたい方ももちろん受講できます。
本講座は生活での活用や教養としての学びを希望する方が対象となっています。仕事に活用したいケア専門職の方などは 、より高度な内容が学べる下記をご参照ください。
ユマニチュード認定サポーター養成講座の受講後に、所定のオンラインテストを受け、合格した方は「ユマニチュード認定サポーター」として登録できます。登録者は学会会員になり、会員同士つながり合い、ともに活動することができます。年 1 回、所定のフォローアップ講座を受講することでユマニチュード認定サポーターとして登録を継続できます。
講座を通じて目指しているものとは
将来的には、自治体と連携しながら、ユマニチュード認定サポーターの中から地域の人々にユマニチュードを伝えていく「地域リーダー」の養成も計画しています。
ユマニチュード学会が目指すのは、日本全国にユマニチュードを普及し、全ての人の自由と自律が尊重される社会を実現することです。本講座を通じて、技術を通じて人と人とが良い関係性を築けることを理解していただき、ユマニチュードの実践者を増やし、ともに誰もが尊重され尊厳を持って暮らせる社会を作っていきたいと思っています。
講座の特徴
4つのステップでユマニチュードの学びを深め実践力を身につけます。
一日目の講座を受講後、2週間のインターバル期間中に課題を実践し、次に2日目の講座を受けて、最後に習熟度チェックで自身の学びを確認します。
準備講座、養成講座の2つを完了し、所定の習熟度確認テストに合格した方は、ユマニチュード認定サポーター登録(任意)をへて、学会の活動に参加して学び、実践し続けることができます。
1.誰でも実践
相手に優しさが伝わるコミュ二ケーションとケアの基礎実践力を身に付けることができます。
2.受講しやすい
手が届きやすい価格と受講形態を提供します。
3.つながれる
受講後もサポーター登録をしていただくことでサポーターとしてつながり、協働できます。
「準備講座」の概要
講座の構成 | 1日目・2日目 各90分 合計3時間 |
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受講の流れ |
ステップ1:1日目【講義】90分 ステップ2:2週間のインターバル=課題の実践期間 ステップ3:2日目【実践報告・ケーススタディ】90分 ステップ4:習熟度チェック(任意) |
育成対象の定義 | ユマニチュードを実践できる人、ユマニチュードの基本の哲学に基づき4つの柱が実践できる人 |
到達目標 | 下記の内容の習得 哲学:人とは何か 技術:4つの柱 知識:認知症の記憶の特徴 |
対象 | ユマニチュードに興味関心があり、Zoomの利用等、講座参加に必要な環境をお持ちの方であればどなたでもご参加いただけます。 |
受講形式 | オンライン ※接続環境の確保はご自身でお願いします |
受講料 | 6,600円(税込) ※テキストは電子データで配布します。 |
準備講座受講規約
「養成講座」の概要
講座の構成 | 1日目・2日目 各90分 合計3時間 |
---|---|
受講の流れ |
ステップ1:1日目【講義】90分 ステップ2:2週間のインターバル=課題の実践期間 ステップ3:2日目【実践報告・ケーススタディ】90分 ステップ4:習熟度チェック(任意) ステップ5:ユマニチュード認定サポーターの登録(任意、当学会会員入会済みであることが条件) |
育成対象の定義 | ユマニチュードを高いレベルで実践できる人、ユマニチュードの哲学に基づき様々なシチュエーションにあわせて4つの柱、5つのステップが実践できる人 |
到達目標 | 下記の内容の習得 哲学:「人らしさ」の獲得 技術:4つの柱振り返り、5つのステップ 知識:記憶のしくみ |
対象 | 市民・家族のためのユマニチュード認定サポーター準備講座を受講後、習熟度チェックに合格した方 |
受講形式 | オンライン ※接続環境の確保はご自身でお願いします |
受講料 | 7,700円(税込) ※テキストは電子データで配布します。 |
養成講座受講規約
講座のお申込に関して
講座のお申込は、下記のページから行うことが出来ます。申込期日について
講座の1週間前まで(先着順:各回定員25名)
※定員に達し次第締め切りとなります
受講方法・テキスト
本講座は、Zoomを使ったオンライン講座です。講座の5日前までに、受講に必要な情報をメールでお送りします。(ZoomURL、テキスト)
お申込の流れと注意事項
①お申込 | 講座の1週間前までに、お申込ページから必要内容を入力して送信ボタンをクリックします。 ※期日を過ぎた場合・既に定員に達している場合はお申込できません。 |
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②ご案内メールの受信 | お申込み後すぐに、申込アドレスに対し、受講料のお支払いに関するご案内メールが届きます。 ※ご案内メールが届かない場合、迷惑メールフォルダに入っていたり、メールアドレスの入力が間違っている等の問題がある可能性がございます。受信状況をご確認頂き、事務局からのメールが届いていない場合は再度申し込みを行ってください。 |
③お振込み | お支払いメールを受信してから3日以内にお支払い手続きを完了してください。(クレジットカード決済・銀行振り込み) |
④受講予約完了 | お振込み後、振込確認・完了メールがそ送信されます。こちらのメールの受信を以て、予約は完了となります。 |
⑤講座情報の送付 | 講座の5日前までに、受講に必要な情報をメールでお送りします。(ZoomURL、テキスト) |
欠席時の振替に関して
受講予約完了後、事前連絡がある欠席の場合は本来の受講日から2か月以内(講座が提供されていない期間は除く)に、1回のみ、別の開催日に振替受講することができます。事前に欠席のご連絡が無い場合、2か月以内の振替が無理な場合は申込を無効とし、返金はございません。